
世の高級串揚げ店では、素材と食事のペースに合わせて、職人が一本一本順番に揚げてくれるお店があります。
六波羅 青山も、旬の素材を一本一本目の前で揚げていくスタイルです。
また、六波羅もそうですが、新鮮な素材を使っているのもあり、
メニューはその日の素材によって、おまかせ、ということもあります。
とはいえ、初めて行くお店の場合、いったい何がどのくらいの量出てくるのか?
気になる方も多いかと思います。
そこで今回は「六波羅 青山」を例に、バリエーションとして、どのような串揚げがあるのかをご紹介していきます。
基本的には、その日おすすめの素材がおまかせで提供されるスタイルですが、
どんな串揚げが存在するのか?を見てみていただければと思います。
「おまかせ」スタイルの串揚げについて
改めて、そもそも六波羅青山の「おまかせ」串揚げとは、四季に合わせた素材を、一本ずつ目の前で揚げて順次ご提供していくお料理です。
素材に合わせて職人がひとつひとつ揚げていくので、温度感や揚げ方の技術によって、サクサクなのはもちろん、素材の旨みがぎゅっと詰まっているのが特長。
それを自家製ソース・塩・タレ・醤油など、これまた素材に合わせたソースを付けて食べていきます。
そして、満足したところで『ストップ』と声をかけることで、ちょうどよい満足感が得られるのも特長です。
いわゆる串カツやさんに行くと、一気にドカンと出てきてテンションは上がるものの、結局食べきれず、胃もたれしてしまった、などという経験がある方もいるのではないでしょうか。
まとめると、おまかせ串揚げのメリットとしては、
- 火の通り具合など、素材ごとにちょうどよく調理できるので、それぞれが一番美味しい状態で食べられる。
- ひとつひとつ揚げたてを食べることができる。
- 一本一本丁寧に揚げるため、素材の時点で隠し味や下味を付けたりと、味も調整していくことができる。
- 職人がひとつひとつ揚げていくところを見て楽しめる・お話のネタにもなり、会話もすすむ。
また、六波羅 青山では、素材に応じて自家製ソース3種・塩・醤油・カラシなど、ソースも付け替えてで食べることができますし、アレルギーや、苦手な食材への対応も可能です。
串揚げひとつにも、下味からプロの調理、ソースと、こだわりが詰まっているということです。
「おまかせ」で出てくる串揚げ(一例)
■活車海老の串揚げ
活の車海老を丸ごと串に刺して下味をつけ、サクッと揚げていきます。
塩、レモンでいただきます。
■牛肉(和牛)の串揚げ
和牛にも下味をつけて揚げていきます。
上質で柔らかですが、サクッとかむと肉の旨みが感じられる串揚げです。
こちらはウスターソース、辛子で食べるのがおすすめ。
■生蛸(生タコ)の串揚げ
お刺身に使うようなレベルの鮮度や質の高い生蛸を串揚げにします。
蛸の歯ごたえは生かしつつも、とても柔らかな食感が魅力。
辛子胡麻ソースで食べると美味です。
■椎茸(しいたけ)の串揚げ
椎茸に、海老しんじょうを詰めて下味を付け、揚げていきます。
串揚げといいつつ、もはや別のお料理のような食べ応え。
椎茸の風味と、海老しんじょうの旨みがじゅわっと感じられる、人気の一品。
お醤油で食べるのがおすすめです。
≫椎茸の串揚げの紹介はこちら
■蒟蒻(こんにゃく)の串揚げ
意外と見たことがない人も多い、蒟蒻(こんにゃく)の串揚げ。
こんにゃくとはいえ、しっかりと味が付いてるのでソースは不要。
そのままで深い味わいを楽しむことができます。
■烏賊(イカ)
こちらも上質で新鮮なイカをサクッと揚げていきます。
イカの食感を感じつつも、スッとかみ切れる柔らかな素材はやみつきに。
特製の雲丹ソースともぴったりです。
■蛤(ハマグリ)の串揚げ
こちらも以外と珍しい蛤(ハマグリ)の串揚げ。
新鮮な蛤(ハマグリ)を絶妙のタイミングで揚げていきます。
甘酢をつけてあるので、そのまま食べるのがおすすめです。
■鳥の紫蘇巻きの串揚げ
鶏肉と紫蘇。説明するまでもないような絶妙のコンビですが、串揚げにすることで、鳥肉の旨みが凝縮され、さらに美味しく食べられます。
鳥肉の旨みと紫蘇の風味を感じつつ、そのままでもいいですし、辛子をつけても美味しいかと思います。
■子持ち昆布の串揚げ
その食感にファンも多い、子持ち昆布の串揚げ。
子持ち昆布の素朴な味わいと、プチプチとした素材に、サクサクに揚がった衣が相まって、クセになる串揚げです。
子持ち昆布の味を感じつつ、何も付けずにそのままで食べるのがおすすめ。
■ピーマン肉詰めの串揚げ
こちらも定番の、間違いない組合せ。
ピーマン肉詰めを串揚げにしていきます。
胡椒のきいたお肉とピーマンの風味が、サクサクの串揚げにぴったり。
醤油で食べるのがおすすめです。
■豚肉の串揚げ
言わずと知れた串揚げの定番のひとつ。
サクッとかめば、豚肉のうまみがじゅわっと感じられる串揚げです。
辛子胡麻ソースがおすすめ。
≫豚肉の串揚げの紹介はこちら
■茗荷(ミョウガ)の串揚げ
シャキシャキ感が心地よい茗荷(ミョウガ)に、豚のヒレを巻いて揚げた串揚げです。
■アスパラガスの串揚げ
極太アスパラガスに、豚肉を巻き付けた迫力のある串揚げ。
ほどよく火が通り、ホクホクなアスパラガスに、豚肉の旨みがプラスされて、食べ応えも十分な一品。
≫アスパラガスの串揚げの紹介はこちら
■レンコン
レンコンにカレー風味のお肉を詰めた、辛子レンコンならぬ、カレーレンコンの串揚げです。
≫カレーレンコン串揚げの紹介はこちら
■ホタテ
新鮮なホタテも串揚げにしていきます。
フワッと柔らかな食感と、じわっと感じるホタテの旨みが特長。
■ズッキーニ
ガーリック・ハーブで味付けをしたズッキーニの串揚げです。
サクッとかめば、ホクホクとしたズッキーニにガーリック・ハーブの風味がたまりません。
■鱧(はも) 梅肉
さっぱりした鱧と梅肉の組み合わせを、串揚げで楽しめます。
フワッと柔らかな鱧に、梅肉の酸味の相性が抜群です。
■稚鮎
旬の稚鮎をカラッと串揚げにしていきます。
ほろ苦い旨みがクセになる、大人の味わいです。
旬のおすすめ素材を提案される、という楽しさ
以上一例ですが、六波羅のおまかせで出てくる串揚げをご紹介しました。
その日の素材の具合や、季節にもよりますので、必ずこれが食べられる、ということではありませんが、
逆に、その日一番の旬素材が、職人によって次々に串揚げになって登場するスタイルは、味はもちろんのこと、ひとつの体験としてとても楽しいものです。
良い意味で期待を超えた驚きや、定番が出てきた時の楽しさなど、ぜひ一度味わってみてください。
※ボリューム感の一例として、
活エビ、ハマグリ、アスパラ、和牛、豚、他季節の野菜など15本で約6,000円(税別)程度、など。